出版物紹介

社会

福祉環境デザイン原論　居住のブリューイング

著者：森　一彦
46判、並製本、208頁
2090円（本体価格1,900円+税）
978-4-909933-36-2　C1036

内容要旨

はじめに
第1章　超高齢化住宅地の醸成
第2章　人間空間の発見
第3章　福祉環境の発明
第4章　福祉転用マネジメント
第5章　地域のマッチング
おわりに
後記

本書は地域共生社会の実現に向けて、福祉環境デザインの理論と実践を紹介し、住むことの価値とそのブリューイング（醸成）について考えます。戦後に始まった急速な人口増加と都市化の歴史は、援助が必要な子ども、高齢者、障害者を身近な住宅地から排除する施設化の歴史でもありました。そして2000年代入って人口減少と少子高齢化が始まると「誰一人取り残さない・地域共生社会」への転換が求められるようになります。本書では、まず1947年に始まった社会福祉制度と福祉施設整備、1960年代の人間空間の発見を整理した上で、近年のグループホームやユニットケアの発明、既存の福祉施設のケアド・コモン改修や、超高齢化住宅地での空き家の福祉転用、地域のマッチングなど、実践活動を紹介します。そしてそれらの実践から見えてきたこと、住むことの価値とそのブリューイング（醸成）に向けた福祉環境デザインのフレームを整理します。

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福祉環境デザイン原論 居住のブリューイング

福祉環境デザイン原論　居住のブリューイング